緑内障

眼を気にしている

緑内障とは

緑内障は、視野が狭くなる病気です。

目の中には房水という水が入っており、新しい水が送り込まれてくる場所と、古くなった水が目の外に出ていく場所があり、常に入れ替わっています。この水の量が均等であれば、眼球は一定の硬さを保つことができます。この目の硬さを眼圧と言います。

緑内障は、何らかの原因で水が目の外へ出て行きにくい状態になると、水がどんどん目の中に溜まり、眼圧が高くなります。高くなると視神経がその圧で圧迫され、ダメージが加わります。するとどんどん視野が狭くなってきます。



緑内障の種類

■原発開放隅角緑内障
隅角は開放しているが、房水の出口が目詰まりを起こし、眼圧が高くなる。
ビーグル、プードルなど。

■原発閉塞隅角緑内障
隅角が狭くなり、房水の排出が妨げられて眼圧が高くなる。
柴犬、アメリカン・コッカー・スパニエル、Gレトリバーなど。

■続発緑内障
眼の病気や薬剤の影響によって、眼圧が高くなる。
シーズー、アメリカン・コッカー・スパニエル、Gレトリバー、ボストンテリア、プードル、ダックスフンドなど。

緑内障の症状

充血、涙が多い、眼を細める、瞳孔(黒目)が大きくなる、眼が濁る、食欲が落ちる、寝る時間が増える、物にぶつかる、などがあります。

急性の緑内障は、急激に眼圧が上昇するため、眼の痛みや食欲不振、吐き気などの激しい症状を起こすことがあります。

緑内障の原因

  1. 房水の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇したことが原因。
  2. 隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ、眼圧が上昇したことが原因。
  3. 白内障、水晶体脱臼、ぶどう膜炎、眼球内腫瘍、外傷、網膜剥離など、他の目の疾患による眼圧上昇が原因。
  4. 一部の薬剤による眼圧上昇が原因。


緑内障の検査

①眼圧検査
眼圧の高さを調べます
②眼底検査
視神経のダメージの程度を調べます
③隅角検査
隅角の開放の程度、櫛状靭帯の状態を調べます

緑内障の治療

薬物療法

主に房水の産生量を減らしたり、房水の流れをよくする薬を用います。

主に点眼薬を使います。症状により内服薬を併用することもあります。

レーザー治療

レーザーを虹彩にあてて穴を開けたり、線維柱帯にあてて房水の流出を促進します。

手術

房水の流れを妨げている部分を切開し、流路を作り、房水の流れを良くします。他には、毛様体での房水の産生を押さえる方法などがあります。

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